米8月雇用統計の市場反応

以下に、米8月雇用統計の市場反応をまとめます。

重要用語の解説

  • 失業率:労働力人口のうち、職を探していても見つからない人々の割合。
  • 非農業部門雇用者数:農業部門以外の雇用者数の合計。
  • 平均時給:1時間あたりの労働の対価。
  • 労働参加率:労働力人口のうち、就労している人の割合。
  • 不完全雇用率:完全失業率と潜在失業率の合計。

まとめ

  • 米8月雇用統計は、失業率が予想外に上昇し、非農業部門雇用者数は予想を上回ったものの、平均時給の伸びが鈍化し、労働参加率が上昇した。
  • これらの結果を受け、9月FOMCでの利上げ見送りの観測がさらに強まり、米国債相場が続伸し、ドル売りが加速した。

具体的な影響

  • 2年債利回りは4.83%から4.73%まで低下した。
  • ドル・円は145円30銭から144円45銭まで下落し、8月11日来の安値を更新。
  • ユーロ・ドルは1.0833ドルから1.0882ドルまで上昇した。

考察

今回の雇用統計は、労働市場の減速を示す結果となった。失業率の上昇は、労働力の供給が拡大していることを示唆する。また、平均時給の伸びが鈍化したことは、労働需給のバランスが緩んでいることを示唆する。さらに、労働参加率の上昇は、労働力人口が拡大していることを示唆する。

これらの結果を受け、FRBは9月FOMCで利上げを見送るとの観測が強まった。FRBは、インフレ抑制のため、積極的な利上げを進めると予想されていたが、今回の雇用統計を受けて、その見方が修正された。

ドル売りは、利上げの見送り観測に加え、米中貿易摩擦の再燃懸念も背景にあると考えられる。

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