今日の環境認識

東京株式市場と日経平均株価の見通し

東京株式市場において、日経平均株価は続伸が予想されています。前日の米国市場でハイテク株比率が高いナスダック総合指数が堅調に推移したことから、日本市場でもハイテクや半導体関連株を中心にしっかりとした展開が期待されています。日経平均の予想レンジは、3万1500円から3万1900円とされています。これにより、株式投資家はハイテク分野への注目を強めていることがうかがえます。

NY株式市場の動向と影響

前日のニューヨーク株式市場では、ダウ平均株価は36.97ドル安の34,463.69ドルで取引を終了しました。一方、ナスダック総合指数は206.81ポイント高の13,497.59で取引を終了しました。値ごろ感からの買いが先行しましたが、カンザスシティ連銀が主催するジャクソンホール会合を控え、金利上昇によりダウ平均は下落しました。しかし、ハイテク分野は好決算を期待された半導体エヌビディア(NVDA)の上昇によりけん引されました。また、ナスダック総合指数は3週連続で下落してきた反動も影響し、押し目買いが優勢となりました。終盤にはダウ平均も下げ幅を縮小し、まちまちの動きで終了しました。セクター別では、自動車・自動車部品、半導体・同製造装置セクターが上昇しましたが、不動産セクターは下落しました。

米国株式市場の銘柄動向と要因

米国株式市場では、複数の銘柄が注目されました。ネットワーク用セキュリティー・ソリューションのプロバイダーであるパロアルト・ネットワークス(PANW)は好決算を受け、アナリストの投資判断が引き上げられるなどして買われました。また、半導体のエヌビディア(NVDA)もアナリストの投資判断や目標株価の引き上げにより上昇しました。バイオテクノロジー分野の銘柄であるモデルナ(MRNA)やノババックス(NVAX)は、国内で新型コロナウイルスの変異株急拡大が報告され、ワクチン需要の回復が見込まれて購買が進みました。一方、電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は値ごろ感からの買いにより上昇しましたが、電動トラックメーカーのニコラ(NKLA)は2023年の納入目標未達のリスク警告が影響して売られました。ビデオ会議プラットフォーム提供のズーム(ZM)は取引終了後に決算を発表し、調整後の1株利益や通期見通しが予想を上回り、時間外取引で上昇しています。

NY為替市場の状況と影響

21日のニューヨーク外為市場では、ドル・円の為替レートが145円80銭から146円40銭まで上昇し、146円23銭で引けました。今週開催されるジャクソンホール会合を控え、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がインフレ制御を巡り断固とした姿勢を崩さず、当面高金利を維持する方針を再表明するとの見方が広がり、これにより米国債相場が下落しました。さらに、米10年債利回りが2007年以来の高水準に達し、ドル買いが強まったとされています。ユーロ・ドルの為替レートは1.0914ドルから1.0875ドルまで下落し、ユーロ売りが進行しました。ユーロ・円の為替レートは159円00銭から159円40銭まで上昇しました。ポンド・ドルは一時1.2723ドルまで下落した後、1.2710ドルまで上昇しました。ドル・スイスの為替レートは0.8814フランから0.8780フランまで下落しました。

NY原油市場の動向と要因

NY原油先物10月限は反落し、終値は80.12ドル(前日比+0.54ドル)となりました。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、79.97ドルから81.95ドルまでの取引レンジを経て、80.12ドルで通常取引を終了しました。この反落の要因としては、米長期金利の上昇やドル高による影響が挙げられています。市場では、ジャクソンホール会合が24日から26日にかけて開催されることに注目が集まっており、連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言が焦点とされています。現在の金利政策や経済の見通しに関するコメントが市場の方向性に影響を及ぼす可能性があります。

インフレはまだFRBの目標である2%には遠く及んでおらず、金利を維持する必要性が指摘されています。労働市場は引き続き堅調であり、失業率が低水準を維持しています。経済も強い状態が続いており、FRBがインフレ対策と経済のバランスを保つためにどのような方針をとるかが注目されています。金融市場では、9月のFOMC(連邦公開市場委員会)では利上げが見送られる確率が高いとみられていますが、11月には利上げ再開の可能性も視野に入れられています。

テクニカル要因

4時間足チャートでは、現在、週足の値幅抵抗帯に反発をして日足の値幅抵抗帯に向かっています。

タイトルとURLをコピーしました