9日の市況解説

1. 市況概要:

  • 本日の日経平均は、4日ぶりに反落しました。米株式市場でもダウ平均とナスダック総合指数が下落した影響がありました。

2. 中国貿易収支の影響:

  • 中国の7月貿易収支が予想を上回る悪化となり、これによる世界経済の減速懸念から売りが先行しました。

3. 格付け会社の影響:

  • 格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスが、主要銀行6行の格付け見直しや中小銀行10行の格下げを発表。これが市場に重しとなりました。

4. 金利低下と押し目買い:

  • 金利の低下を背景に押し目買いが入り、終盤には下げ幅が縮小しました。

5. 米国要因と日経平均の動向:

  • 米国株安の影響を引き継いで、日経平均は30.97円安で取引をスタートしました。為替市場では円安基調が続いており、これによって下値での買い戻しが活発でした。

6. 米国債入札と消費者物価指数(CPI)の影響:

  • 今晩以降に控える米国債の四半期入札や米消費者物価指数(CPI)を前にした様子見ムードが強まり、その後は膠着感の強い展開となりました。

7. 日経平均の終値と市場動向:

  • 大引け時の日経平均は、前日比で172.96円安の32,204.33円となりました。鉱業や機械セクターが下落し、空運や医薬品セクターが上昇しました。値上がり銘柄と値下がり銘柄の割合はそれぞれ42%と55%でした。

8. 個別銘柄の動向:

  • ダイキン<6367>は増益の決算を発表しましたが、会社計画の据え置きが売り要因となり急落しました。他にも三菱製鋼<5632>、BEENOS<3328>、ニコン<7731>などが業績や計画に対する懸念から下落しました。

9. 好感された銘柄:

  • 一方で、神戸製鋼所<5406>、Jエレベーター<6544>、NISSHA<7915>などが業績の上方修正や増配を発表し、好感されて急伸しました。

10. 外為市場と為替の動向:

  • 外為市場ではドル/円、ユーロ/ドル、ユーロ/円の為替レートが示されました。ドル/円はややドル安・円高の傾向が見られました。

11. 株式市場の終値と指標:

  • 日経平均、TOPIX、プライム指数、スタンダード指数、グロース指数の終値とその変動が示されました。

12. 金融市場の動向:

  • 無担保コール翌日物金利、ユーロ円金先、3カ月物TBなどの短期金融市場の指標が示されました。

13. 円債市場と長期金利:

  • 国債先物と10年長期金利の動向が述べられ、国債市場が堅調に推移したことが示されました。

14. スワップ市場の気配:

2年物 0.21─0.11

3年物 0.30─0.20

4年物 0.38─0.28

5年物 0.46─0.36

7年物 0.64─0.54

10年物 0.85─0.75

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