市況解説

1日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり167銘柄、値下がり57銘柄、変わらず1銘柄となりました。

日経平均は続伸し、前場の取引を246.31円高の33418.53円(出来高概算8億6713万株)で終えました。

米株式市場では、7月31日にダウ平均が100.24ドル高(+0.28%)、ナスダック総合指数が+0.20%と続伸しましたが、様子見ムードと月末の持ち高調整が影響し小動きに終始しました。

ただし、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げサイクル終了見通しや主要ハイテク企業の決算期待により、引けにかけて日経平均は強含みました。

日経平均は為替の円安や米株高の追い風も受け、120.09円高で取引をスタートしましたが、前日の大幅高の反動も意識され一進一退の動きがありました。

しかし、為替の円安が進んだことで日経平均は前日高値を超え、上げ幅を250円以上に広げました。

個別銘柄では、マキタ<6586>、日本調剤<3341>、牧野フライス<6135>、エンプラス<6961>、テクノスJPN<3666>、キッセイ薬<4547>、旭有機材<4216>、キャリアDC<2410>、中国塗料<4617>、スミダ<6817>などが急伸しました。

鉄鋼では大和工業<5444>、日本冶金工業<5480>が大幅に上昇しました。

村田製<6981>は減益決算ながらも市場予想を上回り、ソシオネクスト<6526>は好決算を評価されました。

一方、決算を嫌気したキーエンス<6861>、ファナック<6954>は大きく下落しました。

銀行の三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>も反落しました。

セクターでは電気・ガス、海運、鉱業がほぼ全面高となりましたが、銀行のみが下落していました。

日経平均の値上がり寄与トップは東エレク<8035>で、約35円押し上げました。

ファーストリテ<9983>、アドバンテ<6857>、豊田通商<8015>、TDK<6762>、中外製薬<4519>、村田製<6981>なども寄与しました。

値下がり寄与トップはファナック<6954>で、約13円押し下げました。

京セラ<6971>、キーエンス<6861>、日東電<6988>、三菱電<6503>、エムスリー<2413>、資生堂<4911>なども寄与しました。

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