パウエル議長は下院に続き上院でも「年内に1回、もしくはあと2回の利上げが適切」と利上げを強調。
また、同日にボウマン理事も「インフレ率を目標(2%)まで低下させるために追加利上げが必要になる」と発言。
また欧州では、英イングランド銀行が22日、市場予想を上回る0.5%の利上げを決定。
スイスとノルウェーの中銀も政策金利を引き上げ。
欧州の利上げ継続路線に対し、米国はどうするのか?7月米利上げを行えば『下』。利上げをしなければ『上』。
米国市場はこの駆け引きがもうしばらく続きます。
米主要三指数はテクニカル通りの調整を入れ、重要なポイントはまだ割れていません。
重要なラインやポイントを割らない限り条件未達のため、まだ目線を下に傾ける段階ではありません。
当方が示すシグナルが売りに転換するまでは、レンジ相場…
もしくは、上昇相場が続くという見方を続けていきましょう!(3月31日に買いシグナルへ転換)
日経先物については、昨日、4時間足でリズム転調を確認。
あとは日足の上げ波を割るのを待つのみとなります。
(商社株の利確売りがどのタイミングで入ってくるかがポイント)
ドル円はお伝えしていた上値ポイントを抜けたことで
『2つ目の買いシグナルが点灯』しました。(ドル高・ユーロ高・円安)
ユーロ高・円安からくる欧州マネー流入に続き、ここからはドル高・円安からくる米国マネーの流入も
想定していくことになります。(長期的な話)
今は世界的な過剰流動性です。それを引き起こしてるのは『高インフレ』。
世界中銀が全力で利上げを繰り返してもなぜインフレが解消しないのか?
ここを理解している者と、していない者の差は大きいです。
流れが分からない場合は週末レポートを半年前から読み返してみて下さい。
重要ワードは『バラ撒き政策』と『焦りからくる前倒し需要』です。
利上げをすれば株は下。確かに教科書では正解ですが、そう思ったように動かないのが経済です。
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本日の日経先物の注目ポイントは、上 33580円。下 33350円。
注目点
・今はレンジ相場。(日足上げ波に対し、4時間足は揉み合いを示唆。為替が円安=下げにくい)
・33580円から33600円は上値抵抗帯。