NYダウは前日比530ドル安と反落。FRBは今回のFOMCで0.25%の利上げを決定。
パウエル議長は物価安定と金融システム安定の問題を切り分け、
金融政策はあくまでマクロ経済環境に応じて実行する姿勢を強調しました。
また、市場が期待する年内利下げへの転換はないことを再度説明しました。
FOMC声明文からは複数回の追加利上げを示唆する「継続的な」という表現はなくなりました。
これは利上げサイクルがまもなく終了することを示唆したことになります。
債券市場は一足早く年内利下げを想定して動いています。
この乖離がどのタイミングでどう合わさるのかがここからのポイントとなります。
昨晩、注目を集めたのは同時に行われた上院公聴会でのイエレン米財務長官の発言です。
『銀行預金の全面的な保険や保証に関することは検討も議論もしていない』と発言。
一昨日の発言を全否定しましたので、米国市場が全値戻しの下げに向かうのは当然の流れとなります。
昨晩の株式市場は、金融政策で反応を示したのか、イエレン米財務長官の発言に反応を示したのか
分かりにくいところですので、もう1日様子を見ることになります。
テクニカル的には日米市場共に止まるところで止まっています。
引き続きテクニカルを見ながら判断し、お伝えしていきます。
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本日の日経先物の注目ポイントは、上 27150円。 下 26920円。
注目点
・27080円から27150円が上値抵抗帯。(60分足画像参照)
・26920円を割ってくればもう一段安を想定していきましょう!
26700円から26600円が下値抵抗帯です。(4時間足の下値抵抗帯)