朝一コメント:フェニックス

この記事の投稿日時:2026年3月26日 08:27

米国市場は中東情勢が一段と悪化することへの警戒感が後退し、305ドル高と反発。
表向きの材料を見て「停戦合意は無理」だとか報道する記事を見かけますが、
米中首脳会談が5月14日~15日に北京で開催されることが決まったことから、
裏では停戦合意に向けた流れに入っていると考えるのが妥当となります。

ただ、気がかりなのは米国経済動向です。
米2年債に続き、5年債の入札も低調な結果となりました。
投資家心理は「利上げ想定」に入っています。
(金利が上昇しやすくなっている!)

直近のCPIナウは年率換算で9%を超えてきたことから、
停戦合意が4月末までもつれ込んだ場合、
4月のFOMCでは「利上げ必要」の議論に向かい始めます。
今週の米国市場の切り返しは、イランとの早期停戦が
利上げを止める絶対条件となったため、
先回りで好材料を織り込む形で反発を始めてしまいました。

利上げ観測を止めない限り、米10年金利の低下は見込めません。
昨日のPMIも、足元の米国経済の減速が示され、
スタグフレーションが本格化していることを示しています。
悪材料が表面化したことが、逆に株高材料となってきた点には
警戒が必要となります。4月中旬までに停戦が出来ない場合は、
今の切り返しが下落の中間反発となる想定が必要となります。
これについてはまた停戦交渉や金利動向を見ながら解説していきます。

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本日の日経先物の注目ポイントは、上 53780円。下 53410円。

53760円~54000円は上値抵抗帯。
原油価格が90ドルを上回っている時点で
この上値抵抗帯を抜けていくのは厳しいと読むのが妥当。

原油価格が90ドルを割れ、原油価格の上げ止まり確認できているため、
日経先物は下がりにくくなったというだけ・・・。

53410円を割れてくれば
53160円~53130円の下値抵抗帯を試す展開。
(4時間足が下げ雲であることから、後場から下がりやすい予想!)