朝一コメント:フェニックス

NYダウは米PPIの上振れによって9月の大幅利下げ観測は後退。
ただ、利食い売りは少なく、小幅反落程度に収まっています。
(S&P500は3日連続で最高値を更新。)

7月米PPI・コアPPIは市場予想を大きく上振れ、
関税の影響がモロに出ています。大きな売り物が出なかったのは、
過去4ヶ月平均で見た場合、まだFRBの物価目標2%を
下回っているためだと思われます。来月のPPIが連続して上昇すれば、
自社株買いが入らない9月相場だけに要警戒となります。

今晩は7月の米小売売上高と8月米消費者態度指数の発表があります。
消費は経済のバロメーターです。物価高で消費力が低下しているのかに注目です。

日経先物は連騰、暴騰のためさすがに一服。
ここから値幅調整に入るのであれば38.2%戻しの42890円が
上値として意識されます。38.2%戻しから下がるのか?
43000円の50%戻しを達成してから下がるのか?
初押しの下値の深さを知る意味で要注目です☆

ドル円はラストの円高波動に入ったかと思われましたが、
ベッセント財務長官が火消しをしたことや、米PPIが上昇したため、
利下げを完全に読む展開は続きませんでした。
次の円安波動に入るのは市場が米利下げを
完全に織り込んでからという見方に変更ありません。

今回の不動産株の上昇とニュアンスは同じだと理解して下さい。
(利上げなしと市場が読んだところから不動産株は上昇へ!)

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本日の日経先物の注目ポイントは、上 42890円。 下 42700円。

30分足のMACDは0ライン位置。
42700円を明確に割れば、盆休み・週末ということもあって、
昨日と同様に利食い売りの調整が続くと思われます。

4時間足の13MA(42970円)を抜けてくれば短期軸の調整が
終了したニュアンスが出てくるため売り方の買戻し等で
43250円を試す展開となります。
43250円を抜けば新高値奪回方向となります。

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