2024年7月9日
米国株式市場と東京株式市場の動向
【考察】 8日の米国株式市場では、NYダウは前週末に比べて31.08ドル下落し、39344.79ドルで取引を終えました。一方、ナスダック総合指数は50.979ポイント上昇し、18403.738ポイントで5日連続の上昇を記録しました。出来高は、NY市場が8億4851万株、ナスダック市場が4億83728万株でした。ナスダック総合指数は5日連続で史上最高値を更新しました。
【その他の考慮点】 パウエルFRB議長が9日に上院で、10日には下院で議会証言を行う予定で、その内容を確認したいという意見が広がっています。また、ハイテク株の比率が高いナスダック市場では、インテルやアドバンスド・マイクロ・デバイシズ、アーム・ホールディングスなどが買われています。
【全体的な見通し】 9日の東京株式市場では、上値は重いものの、全体的には堅調な動きが見られました。日経平均株価は8日に前週末5日に続き取引時間中の史上最高値を更新しましたが、利益確定売りに押されました。短期的な過熱感が警戒されていますが、8日のナスダック総合指数が連日で史上最高値を更新した動きを受け、下値は堅そうです。
【用語解説:初心者向け】
- NYダウ:ニューヨーク証券取引所に上場している30種類の代表的な株式を選んで算出される株価指数のことです。
- ナスダック総合指数:アメリカの電子証券取引所であるNASDAQに上場している全銘柄を対象とした株価指数のことです。
- 出来高:一定期間(通常は1日)に取引された株式の総数のことです。
- ハイテク株:情報技術(IT)関連の企業の株式のことで、成長性が高いとされています。
- 利益確定売り:株価が上昇した後、その利益を確定するために株式を売る行為のことです。
- 日経平均株価:東京証券取引所に上場している225種類の代表的な株式を選んで算出される株価指数のことです。