2024年6月20日
東京株式市場の見通しと米国株式市場の動向
【考察】 昨日、19日の米国株式市場は奴隷解放記念日のため休場でした。そのため、今日20日の東京株式市場は、新規の材料が少なく、方向感に乏しい展開が予想されます。昨日の日経平均株価はプラス圏で取引を終えましたが、一時的に下落する場面も見られ、上値は重かったです。買い手がかりの材料が少ないため、積極的な売買は限られ、弱含みの動きが見込まれます。
【その他の考慮点】 今日、東京都知事選挙の告示があり、有力候補の公約に関連した銘柄に注目が集まる可能性があります。また、世界経済の減速感が意識されており、内需系の銘柄やディフェンシブ株に買いが入る可能性が指摘されています。
【全体的な見通し】 日本株市場は小動きが予想されています。前日の日経平均は買い一巡後に伸び悩み、3万9000円に近づくと上値が重いことが確認されました。当面は3万8000円から3万9000円を中心に推移すると予想されています。今日は取引時間中の材料が少なく、狭い値幅でのもみ合いが予想されています。
【用語解説：初心者向け】
- 日経平均株価：日本の株式市場の代表的な株価指数の一つで、東京証券取引所に上場している225社の株価を平均したものです。
- 買い一巡：投資家が一通り買いを終えた状態を指します。買い一巡後は、一時的に買いが一段落し、株価が伸び悩むことがあります。
- ディフェンシブ株：経済の好不況に関わらず、安定した業績を上げる企業の株を指します。不況時には投資家から注目されやすいです。
- 奴隷解放記念日：アメリカの祝日の一つで、奴隷制度の廃止を記念しています。この日は米国株式市場が休場となります。
