『米景気動向』に目線がシフトしているNYダウは、
188ドル高と5営業日ぶりに反発。
6月のニューヨーク連銀製造業景況指数が-6.0と、
市場予想の-10.5を上回ったことで米経済の底堅さが確認され、
景気敏感株や消費関連株に買い戻しが入りました。
(フランスの株式相場が反発したことも支援材料に!)
人工知能(AI)に対する需要の高まりの期待値は高く、
マイクロン・テクノロジーやブロードコムといった
半導体関連銘柄に資金流入が続いています。
ナスダックは6日続伸と連日で最高値を更新。
S&P500、SOX指数も最高値更新となっています。
世界の投資資金(逃避)が米テック株に流入!
この流入が止まるまで夢想の青天井相場は続きます。
日経先物はNYダウに連動する形でナイトの反発。
NYダウが『利下げ催促相場』に入るまでは
基本的に揉み合い相場が続くという目線が必要です。
円安に振っている時点で日本株はすでに売られている状態という
認識を持って株の動きを見ていくように心掛けましょう!(超重要!)
個人的には38300円前後の下値抵抗帯を割るのは
米国が利下げ催促相場に入ってからという見方でいました。
昨日の日経先物の下げがイレギュラーであったのかは、
この切り返しの強さで判断します。
昨日の下落がイレギュラーの場合は、
この切り返しで38630円はアッサリと抜くことになります。
5月30日からの反発と同じとなるのかに要注目です。(同一波動は癖が似る!)
目先は日足と4時間足の下げ波(青線)を抜けてくるかに注目となります。
38630円を抜けずに昨日安値を割った場合は要警戒となります。
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本日の日経先物の注目ポイントは、上 38530円。下 38300円。
38470円から38530円が上値抵抗帯。
寄付き直後はこの上値抵抗帯を意識していきましょう!
日足と4時間足の下げ波が重なる位置ですので、
ナイトからの反発が一時的であるならば、
この上値抵抗帯は売り方が背にして攻めてくるタイミングとなります。
ここでの売り仕掛けが少なければ売り方の買い戻しが入ってきます。
よって、ここでの売り狙いは半益必須となります。
38530円を抜けてくれば38600円から38630円を試す展開へ!
昨日の下げがイレギュラーであれば、
本日は38300円が下値フシとして意識されてきます。
38300円を割ってきた場合は38180円が次の下値として意識されます。