NYダウは511ドル高と4営業日ぶりに反発。(6月2日以来の上げ幅)
米国市場は週末レポートでお伝えしていたように、
自社株買いを入れることが出来ない『ブラックアウト期間』が
終わった企業から大きく反発しています。
FOMC前ということで持ち高調整(売りの買戻し)が重なったことによる大幅反発。
ダウ平均は直近2週間の下げ幅が1200ドルを超えています。(半値戻しに向けた動き)
NYダウもS&P500もチャートを完全に崩したあとの切り返しとなるため、
この反発は売り場探しの波動となります。
クリスマス商戦以降から注意していきましょう。(時間軸を間違えないように!)
日経先物は日経新聞からの観測報道によって下落。
なんとか30300円を死守しての切り返しとなっています。
(割るのと割らないのとでは大きな差がある)
岸田政権が経済に力を入れると所信表明をした直後のタイミングで、
日銀が政策変更を行うことを海外投資家の目にはどう映るのかが注目されます。
7月末のYCC変更時は前日に観測報道を流し、
市場に耐久性を持たせてから政策変更の発表をしてきました。
今の日本の経済成長率で市場に金利1%が容認されるのか?
また、1%に到達すらしていない中でさらに上限を引き上げる意味はあるのか?
(金融引き締めをしているように見える)
植田日銀総裁の手腕が問われるタイミングとなります。
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本日の日経先物の注目ポイントは、上 30850円。 下 30480円。
注目点
・日銀政策の発表は11時30分から13時に行われます。
変更があるときは12時30分以降が多いため、
なかなか発表されない場合は思惑で下がる想定が必要。
・30850円突破は割り切りで買い狙い。
ここは勝負したいポイントとなります。
30900円から30930円に上値抵抗帯がありますので、
ここを勢いよく抜けてこれるかに注目です。
・30390円を割ってくればおそらく政策変更の発表があったものと思われます。
30260円までその場合は想定しましょう!割ればもう一段安の想定が必要となります。