13日の東京株式市場は、米株式市場の下落を受けて反落した。日経平均は前日比69.85円安の32,706.52円で終えた。
主な要因
- 前日の米株式市場でダウ平均が反落したことを受けた投資家のリスク回避姿勢
- 今晩の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えた警戒感
- 中国・香港株の下げ幅拡大
セクター別
- 下落率上位:電気機器、建設、精密機器
- 上昇率上位:ゴム製品、海運、陸運
個別
- 大きく上昇した銘柄:横浜ゴム、ブリヂストン、トヨタ自動車、スズキ、川崎汽船、第一生命ホールディングス、東京海上ホールディングス、石油資源開発、出光興産、日本製紙、住友鉱山、DOWA、三菱UFJフィナンシャルグループ、筑波銀行、島根銀行、JR東日本、JR東海、Jフロントリテイリング、良品計画、しまむら、アートネイチャー、学情、神戸物産、沖縄電力、クスリのアオキ、ツルハホールディングス、TOA、オービス、ウエスコホールディングス
- 大きく下落した銘柄:HOYA、東京精密、ルネサスエレクトロニクス、ディスコ、アルバック、キーエンス、ソフトバンクグループ、日立製作所、イビデン、三井ハイテック、ラクスル、ジャフコ、住友ベークライト、東京応化、大成建設、清水建設
解説
- ローソク足が小陰線で終了し、終値は下降中の5日移動平均線を下回った。一方、株価下方では25日線が上向きをキープしており、売り買い拮抗状態を窺わせた。
- 一目均衡表では終値の雲上限割れで三役好転が崩れ、相場局面は「強気」から「中立」に戻った可能性がある。
- 個別の動きとしては、横浜ゴムとブリヂストンが中堅外資証券の目標株価引き上げを受けて大幅上昇。為替の円安を追い風にトヨタ自動車とスズキの輸送用機器の一角も高い。ほか、海運や保険、エネルギー関連、パルプ・紙、非鉄金属などバリュー系が全般高い。