- 日経平均の動向: 日経平均株価は反落しました。東京市場が3連休となる前の先週10日には、米国株式市場でNYダウが反発しました。
- 米国経済指標の影響: 先週の米国の経済指標として、7月の米消費者物価指数(CPI)が鈍化傾向となり、米国株式市場は一時400ドル以上の上昇を見せました。また、7月の米卸売物価指数(PPI)も予想を上回る伸びを示しました。これにより、サービス需要の強さが再確認され、NYダウ平均は続伸しました。
- ナスダックの動向: ただし、金利の上昇を背景に、同じく11日にはナスダック総合指数が反落しました。
- 東京市場の動向: 3連休明けの今日の東京株式市場は、売りが先行しました。これは、米国の物価や金利の方向感が不確定であるため、積極的な買いが控えられたためです。
- 為替市場の影響: 外為市場では、朝方に1ドル=145円20銭台と、先週10日の15時頃に比べて1円20銭ほど円安・ドル高に振れました。この動きが輸出株などの株価を支え、日経平均は一時上昇しました。
- 追加要因による影響: ただし、その後は国内長期金利の上昇や中国株価の下落などが影響し、日経平均はマイナス圏で軟調な展開となりました。
- 終値と売買情報: 大引け時の日経平均株価は前日比413.74円安の32059.91円となりました。東証プライムの売買高は15億5700万株で、売買代金は3兆6668億円でした。
- セクター別動向: 売りが目立ったセクターは鉱業、不動産、機械などで、一方でガラス土石製品、パルプ・紙、小売業などが上昇しました。
- 個別銘柄の動向: 個別銘柄では、以下の企業が下げました:メルカリ、INPEX、ホンダ、アドバンテスト、ソニーG、ルネサス、ディスコ、三菱HCキャ、ソフトバンクG、神戸鋼、ニデック、ソシオネクスト。これには、企業の決算や業績への反応が影響しています。
- 個別銘柄の材料: 例えば、ワイエイシイは第1四半期営業利益が大幅減少し、セイノーHDは24年3月期業績予想を下方修正したことが、株価の軟調な展開につながりました。
- 個別銘柄の上昇: 一方で、ゼンショーHD、シャープ、リクルートHD、マツキヨココ、LIXIL、楽天グループ、東電力HDなどの企業は株価が上昇しました。これには、企業の業績向上や株主還元策の発表が影響しています。
- 市場全体の動き: 東証プライムの値下がり銘柄は全体の63%で、値上がり銘柄は33%となりました。これは、市場全体の動向を示しています。
日足チャートでは、現在、(A)と(B)のトレンドラインでできる三角持ち合いを形成中です。
トレード戦法としては、オーソドックスではありますが、どちらか、抜けた方向について行こうと思っています。