日経平均の動向解説
- 日経平均の4日続伸:
23日の米株式市場でのダウ平均の上昇やナスダック総合指数の連続上昇に刺激されて、日経平均も4日連続で上昇したことが報告されています。
- 米株式市場の動向:
23日の米株式市場では、ダウ平均が184.15ドル高と3日ぶりに反発し、ナスダック総合指数も+1.59%と3日連続で上昇しました。この動きが日経平均の上昇に影響を与えました。
- 8月総合購買担当者景気指数(PMI)と米長期金利:
8月の米国の総合購買担当者景気指数(PMI)が予想を下回ったことや、米長期金利の低下がありました。これにより、ハイテク関連株が相場全体をけん引しました。
- 日経平均の動き:
米国の株高を受けて、日経平均は上昇スタートしました。特に、半導体メーカーの米エヌビディアが好決算を発表したことが好材料となり、ハイテク株が買われました。これにより、日経平均は朝方から200円近く上昇しました。ただし、円高が相場に重しとなり、その後は一進一退の展開が続きました。
- 香港ハンセン指数とナスダック100指数先物の影響:
香港ハンセン指数や時間外取引のナスダック100指数先物が上昇幅を広げたことが、日経平均に追い風をもたらしました。これが大引けにかけての上昇勢いを強める一因となりました。
- 日経平均の終値: 日経平均は終盤に32297.91円(前日比287.65円高)まで上昇し、大引けでは32287.21円となりました。
東証プライム市場の動向
- 売買高と売買代金:
東証プライム市場では、この日の売買高は11億1050万株、売買代金は2兆9085億円でした。
- セクターの動き: セクター別の動向では、鉱業、建設、石油・石炭製品が上昇率上位に並びましたが、一方でゴム製品、輸送用機器、その他製品が下落率上位に並びました。
- 値上がり銘柄と値下がり銘柄: 値上がり銘柄は全体の63%に対して、値下がり銘柄は33%となりました。
個別銘柄の動向
- 上昇した銘柄:
ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>などが大幅に上昇し、米エヌビディアに製品供給しているイビデン<4062>も急伸しました。さらに、新光電工<6967>、芝浦メカ<6590>、デクセリアルズ<4980>などのハイテク・電子部品材料も大きく上昇しました。また、生成AI関連の企業も米エヌビディアの好決算を受けて、さくらインターネット<3778>、Appier<4180>、ブレインパッド<3655>などが大幅な上昇を見せました。
- 資源関連銘柄と建設関連銘柄:
資源関連ではINPEX<1605>、コスモエネHD<5021>が上昇し、建設関連では鹿島<1812>、大林組<1802>なども上昇しました。
- 自動車関連銘柄とハイテクの一角:
一方で、為替の円高を背景にしてホンダ<7267>、三菱自<7211>、SUBARU<7270>などの自動車関連銘柄が軟調となりました。また、村田製<6981>やソニーG<6758>などのハイテク銘柄の一部も冴えない動きとなりました。
- 中国関連銘柄と生成AI関連銘柄:
中国の景気先行き不透明感からか、中国売上比率の高い日ペHD<4612>やナブテスコ<6268>などが軟調となりました。さらに、生成AIとの関連性が薄いとされるグロース株の一部、例えばギフティ<4449>やメドレー<4480>なども下落しました。
- ****テクニカル分析**:
結局は、(A)のパターンでした。いつも言っていますように、トレードは、パターン予測をして行くことが勝者への近道です。