2024年4月1日
今日の東京株式市場
【考察】
欧米市場が休場のため、手掛かり材料が少なく、方向感に乏しい状況です。
一方で、月初のため、企業の期初の利益確定売りが出やすい環境です。
これらの要因から、日経平均株価は、もみ合いとなる可能性が高いと考えられます。
【その他の考慮点】
米国2月個人消費支出（PCE）価格指数は、市場予想通りに上昇しました。
為替市場は、ドル/円が151円前半で小動きとなっています。
FRBパウエル議長は、PCE価格指数について「私たちの期待に沿った」と発言しました。
CMEのFedWatch Toolによると、6月のFOMCでの利下げ確率は6割強となっています。
【全体的な見通し】
日経平均株価は、もみ合いとなる可能性が高いと考えられます。
上値は、期初の利益確定売りによって抑えられる見込みです。
下値は、先高観に基づく押し目買いによって支えられる見込みです。
今後の方向感は、欧米市場の動向や、企業の決算発表内容などに左右されるでしょう。
【用語解説：初心者向け】
もみ合い: 株価が一定の範囲内で上下に動き、方向感がない状態。
期初の益出し売り: 企業が新年度を迎えて最初に利益を確定するために売却する株。
押し目買い: 株価が下落したタイミングで、将来の上昇を期待して買いを入れること。
先高観: 将来の株価上昇を期待する見方。
PCE価格指数: 米国における個人消費支出の価格指数。
FOMC: 米国連邦公開市場委員会。FRBの政策決定機関。
利下げ: 金利を引き下げること。
FedWatch Tool: CMEグループが提供する、FRBの政策金利の動向を予測するツール。
※ この情報は参考情報であり、投資の推奨ではありません。投資の判断は、ご自身の責任で行ってください。
