2024年3月8日 東京株式市場見通し:リバウンド期待と米雇用統計発表前の様子見
【考察】
- 7日の大幅続落を受けて、日経平均株価は買い先行でスタートし、リバウンドを狙う買いと押し目買いから堅調な展開が見込まれる。
- 米国市場でのハイテク株上昇は支えとなる一方、ドル安・円高は逆風となる可能性があり、朝方は値動きが荒くなることも想定される。
【その他の考慮点】
- メジャーSQに伴い、朝方は値動きが荒くなる可能性がある。
- 米国雇用統計発表を控え、午後からは様子見ムードが強まる可能性がある。
- 国内では1月家計調査、1月国際収支、2月景気ウォッチャー調査が発表される。
【全体的な見通し】
- 日経平均株価は、もみ合いを挟みながら、リバウンドを試す展開が予想される。
- 午後は米国雇用統計発表を前に様子見ムードが強まる可能性がある。
- 個別株では、半導体関連株は買われやすい一方、輸出関連株はドル安・円高の影響を受け上値が重くなる可能性がある。
【用語解説:初心者向け】
- 日経平均株価: 東京証券取引所に上場されている225銘柄の株価の平均値。日本の株式市場全体の動向を示す指標として広く利用されている。
- リバウンド: 株価が下落した後、再び上昇すること。
- 押し目買い: 株価が下落したタイミングで、将来の上昇を期待して買い注文を出すこと。
- メジャーSQ: 特別清算指数算出のこと。毎月最終営業日に算出され、オプション取引の権利確定が行われる。
- ハイテク株: 情報通信技術関連企業の株式。
- グロース株: 成長の高い企業の株式。
- 米フィラデルフィア半導体指数 (SOX指数): 米国フィラデルフィア証券取引所に上場している半導体関連企業30社の株価指数。
- ドル/円: 1ドルあたりの円相場。
- 米雇用統計: 米国労働省が毎月発表する雇用情勢に関する統計。非農業部門雇用者数、失業率などが注目される。