2024年1月4日
米国株式市場は続落
米国株式市場は、リッチモンド連銀のバーキン総裁が追加利上げの可能性を示唆したことを受け、ダウ平均が284ドル、ナスダックが173ポイント下落しました。
バーキン総裁は、利上げペースを緩めるタイミングについて、インフレ率の動向を見極める必要があると述べました。この発言を受けて、早期の利下げ期待が後退し、相場は下落しました。
また、長期金利の上昇も相場の下げを後押ししました。長期金利は、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め姿勢を反映して上昇しており、ハイテク株などの成長株の下落につながりました。
東京株式は続落後も弱含みか
東京株式は、前日の欧米株式の下落を受けて、売り先行でスタートする見込みです。
昨年末から手がかり材料に乏しい状況が続く中、1日に発生した能登半島地震の影響も注視されます。災害復興に関連した銘柄には、物色の動きが期待されます。
用語解説【初心者向け】
- 利上げ:中央銀行が基準金利を引き上げる政策
- 利下げ:中央銀行が基準金利を引き下げる政策
- 金融引き締め:金利を上げて資金供給を抑制する政策
- 金融緩和:金利を下げて資金供給を拡大する政策
- 基準金利:中央銀行が金融機関に貸し出す金利
- 長期金利:長期の借入に適用される金利
- ハイテク株:情報技術関連の企業の株式
- 成長株:将来の成長が期待される企業の株式
場中解説
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日経225先物トレード俱楽部
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考察
米国株式市場は、バーキン総裁の発言を受けて、早期の利下げ期待が後退し、下落しました。また、長期金利の上昇も相場の下げを後押ししました。
東京株式は、前日の欧米株式の下落を受けて、売り先行でスタートする見込みです。昨年末から手がかり材料に乏しい状況が続く中、1日に発生した能登半島地震の影響も注視されます。
災害復興に関連した銘柄には、物色の動きが期待されますが、全体的には、弱含みの展開が予想されます。
その他の考慮点
今後の株式市場の動向を左右する要因としては、以下の点が挙げられます。
- インフレ率の動向
- FRBの金融政策
- 世界経済の成長見通し
- 地政学リスク
これらの要因を注視しながら、投資判断をしていくことが重要です。