2023年12月20日
考察
- 本日の東京株式市場では日経平均が大幅に上昇した。チャート分析では、ローソク足が「陽の寄り付き坊主」と呼ばれ、これまでの抵抗を示していた25日移動平均線を突破した。パラボリックが買いのサインを出し、短期的な上昇が見込まれている。
用語解説【初心者向け】
- ローソク足(Candlestick): チャート分析で使用される、価格の動きを表す図の一種。陽線(陽性の値動きを示す)や陰線(陰性の値動きを示す)などで表される。
- 移動平均線(Moving Average): 一定期間の価格の平均を取り、その値をグラフ化したもの。トレンドの方向やサポート・レジスタンスのレベルを示すのに用いられる。
- パラボリック(Parabolic SAR): トレンド転換を示すテクニカル指標の一種で、現在のトレンドの方向を表す点や線をチャート上に表示する。
その他の考慮点
- ただし、25日移動平均線や騰落レシオ、プラス乖離率の指標から、短期的な急騰による反動安の圧力は限定的であることが示されている。
用語解説【初心者向け】
- 騰落レシオ(Advance-Decline Ratio): 上昇銘柄数と下落銘柄数の比率を示す指標。市場の強さや弱さを示す。
全体的な見通し
- 一方、米国株式市場は上値が重く、FRB(米連邦準備制度理事会)の高官発言や住宅着工件数の上回る結果などが影響し、相場への影響は限定的だった。NYダウは連日の上昇が続いており、高値警戒感も漂っている。
- この後の市場は、早期利下げの期待やクリスマスシーズンに向けた投資家の休暇入りが影響する可能性があり、上値追いには慎重な展開が見込まれる。
用語解説【初心者向け】
- FRB(Federal Reserve Board): アメリカ合衆国の中央銀行である米連邦準備制度理事会の略称。通貨政策を担当し、金融政策を決定する機関。
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