今日の市況解説

日経平均は、米株式市場のダウ平均とナスダック総合指数の続落に影響を受けつつも、イタリア政府の銀行課税案の緩和発表が欧州株の反発を支えました。しかし、今晩の消費者物価指数(CPI)の発表を警戒した売りに押されました。米株の下落を受け、8月限オプション取引の特別清算指数(SQ)算出に関連する売買が混在する中、日経平均は下落してスタートしました。ただし、円安進行とナスダック100指数先物の上昇が支えとなり、前場中ごろにはプラス圏に浮上し、大引けまで緩やかに上昇しました。一方、中国が日本行きの団体旅行を解禁する方針が伝わり、インバウンド関連銘柄が買われました。

大引け時の日経平均は、前日比269.32円高の32473.65円となりました。売買高は16億5395万株、売買代金は4兆1416億円で、鉱業、石油・石炭、パルプ・紙セクターが上昇しましたが、精密機器、電気機器、鉄鋼セクターは下落しました。値上がり銘柄は全体の73%でしたが、値下がり銘柄は24%となりました。

個別銘柄では、INPEXが業績予想の上方修正と自社株買いを発表し、ホンダも第1四半期の好決算や株式分割の発表で急騰しました。日本板硝子、ロート製薬、日本空港ビルデング、長野計器、千葉興業銀行、武蔵精密工業、やまみ、コカ・コーラ、ネクソン、メック、東洋炭素、サンアスタリスクなども業績関連で急騰しました。

一方で、ソニーG、オリンパス、三菱マテリアル、サントリー食品、コーセーなどは業績不振により下落しました。JMDCは利益予想の上方修正にもかかわらず、インダストリー向けの伸び率鈍化が嫌気され、円谷フィールズ、じげん、シンクロ・フード、グローブライト、オプトランも業績関連で急落しました。

また、中国が日本行きの団体旅行を解禁する方針が伝わり、三越伊勢丹HD、高島屋、パンパシHD、ラウンドワン、マツキヨココカラ、エアトリなどのインバウンド関連銘柄が大幅高となりました。

今夜のイベント

・21時30分:米)新規失業保険申請件数
・21時30分:米)消費者物価指数&【コア】
・26時00分:米)30年債入札
・28時00分:米)ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言(投票権なし)
・29時15分:米)ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言(投票権あり)

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