- 7日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さが見極められる相場展開になりそうである。
- 4日の米国市場では、NYダウが150ドル安、ナスダックは50ポイント安となった。
- 7月の米雇用統計は労働市場のひっ迫緩和を示し、金利先高観の後退に伴い買い先行で始まった。また、米長期金利の低下やアマゾン・ドット・コムの好決算も好感された。
- しかし、賃金の上昇が予想を上回り、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測も完全に払しょくせず、終盤にかけて下落に転じた。
- シカゴ日経225先物清算値は、大阪比170円安の31980円。円相場は1ドル141円80銭台で推移している。
- シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになりそうだ。
- 日経225先物のナイトセッションでは、売り一巡後に32290円まで買われる場面も見られたが、終盤にかけて軟化し、31930円と安値圏で終えていた。
- 32000円水準では強弱感が対立しやすく、先週の大幅な調整に対する反動を期待しつつも、自律反発の域は脱せないだろう。
- 決算発表がピークを迎えているため、国内外の機関投資家は積極的な売買を控えると考えられ、先物主導によるインデックスに絡んだ商いに振られやすい需給状況と考えられる。
- 週末が祝日となることから商いは膨らみづらい状況であり、米消費者物価指数(CPI)の発表を控えた警戒感などもくすぶると考えられ、決算を手掛かりとした短期的な売買が中心になる可能性がある。
- 予想を上回る決算を発表した企業などへ、短期の値幅取り狙いの資金が集中する展開を想定している。
- 日経平均は32000円を挟んだ攻防が続く可能性がある。もし32000円を下回る推移が続くと、7月12日の安値31791円辺りを仕掛けてくる動きには注意が必要である。
- 現在は足もとでのレンジ下限での推移であり、積極的な売り仕掛け的な動きは限られると考えられるが、現状は売り方優位の需給状況と見られる。
- 一方で、下値の堅さが意識される局面では、節目の32500円のほか、マド埋めとなる25日線水準の32700円辺りがターゲットになる可能性がある。
- トレンドが出やすいのは決算通過後であり、次第に押し目買い意欲の強さが意識されてくるだろう。
以上、7日の日本株市場の注意点まとめ!でした。ご参考程度で!!!(^_-)-☆