朝一コメント:フェニックス

NYダウは前週末比327ドル高と4日続伸。
サウジアラビアなど一部の産油国が自主的な追加減産を決定したことで原油相場が1バレル80ドル台まで上昇。
これを受けシェブロンが大幅高へ。また3月の米ISM製造業景況感指数が金融不安の影響もあって
市場予想を下回る内容となりディフェンシブ株が総じて上昇。

ナスダック総合株価指数は1月から3月の販売台数が市場予想に届かなかった電気自動車のテスラの大幅安を受け、
4営業日ぶりに反落となっています。NYダウはお伝えしている通り、33720ドルを試している展開です。
このポイントを上抜け出来ればもう一段の上げを想定することになります。

日経先物は掲示板でお伝えしたように、27360円突破により買いシグナルに転換し、
一足先に次なる上昇波動へ移行しています。
日足のリズムラインを見ての通り、日足の下げ波を通過したことで需給が大幅改善。
そしてここに東証からの『PBR1倍割れ改善要請』という『構造改革』が加わる形となっています。

日経指数が大きく上昇する時はいつも『ばら撒き選挙時』、変革期待による『内閣総理大臣の交代時』、
もしくは『構造改革(成長戦略)が発表された時』。そして『米国市場が経済期待によって上昇をしている時』だけです。
今回の東証が要請した再編計画は『構造改革』に当たります。(岸田政権とのタッグ)

週末レポートでもお伝えしたように、金融不安が起きたあとは一時的に超楽観相場に入ります。
(金融恐慌に発展した場合は除く)
アメリカの今の最大の悪材料は高インフレですが、昨晩の米経済指標でも示されたように
金融不安を引き起こした時は一時的に経済が停滞に向かいます。

仮にインフレの高止まりを示す経済指標が出たとしても『銀行の貸し渋りによる景気後退の想定』が出来るため、
しばらくの間は悪材料に対して反応を示しにくくなります。(CPI等)
今月はFOMCもなく日米市場共に株価は一時的に上がりやすい時期に入っています。
鬼の居ぬ間にどこまで上がるのかに注目です。

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本日の日経先物の注目ポイントは、上 28280円。 下 28070円。

注目点
・28070円を割れば27970円割れ方向へ!

・6月限で示している30分足の上げ波を割れば、目先調整入りへ。
 ただし!!4時間足の上げ波を割るまでは大きな調整を想定しないのが妥当です。

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