NYダウは前日比371ドル高と反発。
経営不安が続く米地銀のファースト・リパブリック・バンクに支援策が発表されたこたで強い切り返しとなりました。
注目されたECB理事会では0.5%の利上げを決定
金融不安を理由に利上げ幅の縮小が注目されましたが予定通りの利上げ幅で決行してきました。
利上げは株式市場にとっては悪材料となりますがプラス反応を示したことで
今回の利上げは市場に受け入れられたという読み方となります。
次は来週のFOMCに注目です。FOMCの金融政策に対して市場がどう反応を示すのか。
反骨心で読むのではなく、素直に市場が示す方向に相場観を合わせていきましょう。
日経先物は昨日のナイトコメントでもお伝えしましたように、
今は下がれば上げ波があり、上がれば下げ波がある『踊り場位置』です。
トレードに自信のない方は出来るだけラインに近いところを狙うよう心掛けていきましょう!
今回のファースト・リパブリックに対する支援は動きが早いです。
システミックリスクに対する意識が相当高いことが分かります。
ECBの利上げ幅の強気な姿勢は、ある意味、セーフティネットに対する自信の表れと読み取れます。
来週、FOMCが利上げを停止すれば、逆に言えば自信のなさとも読み取れます。
ここが市場心理となります。詳しくは週末レポートでお伝えします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
本日の日経先物の注目ポイントは、上 27060円。 下 26930円。
注目点
・27050円から27160円は上値抵抗帯。
27060円が効けば6月限のリズムが有効。
ここを抜き、27150円が効けば期近のリズムへ移行。
・26930円を割ってくれば60分と30分足の上げ波を割ってくる形となっています。
割るまでは上昇波動が継続中です。
・27000円以上で売りを狙っている投資家は多いと思われます。
ここから買いを狙うのは日足の下げ波を考えても得策ではありません。
本日は27050円と27150円、30分と60分足の上げ波に注目していきましょう!