NYダウは3営業日ぶりに反発。
米国と中国が週内に貿易問題を巡る閣僚級の協議に入ることが決まり、
米中緊張緩和期待から上昇。(米中が正式に協議をするのは初めて)
注目のFOMCではパウエル議長から利下げに慎重な見方が示され、
タカ派的ではあったが市場はスルー。
(景気悪化に備えた予防的な利下げを検討する状況ではないと発言。)
指数が切り返したのはトランプ砲。
バイデン前政権が導入したAI向け半導体の新たな輸出規制案を巡り、
トランプ政権が『撤廃を検討している』ことが伝わったことで、
規制強化を巡る懸念が払拭されたとしてエヌビディアなど
半導体株に買いが集まり、下落要因を吸収した形となりました。
引き続き、米国市場は上げ波を割るまでリバウンド目線が続きます。
本日は日経先物の変化日。
今日を起点に黄4の調整に一気に入って欲しいところでしたが、
為替相場が円安に振っていることもあって底堅い展開となりそうです。
重要イベントでアクションがなかった以上、
目先は4時間足で示しているファンに挟まれる保合い想定となります。
4時間足の赤と緑ラインを割れば黄4へ移行します。
日足のラインとセットで注目して下さい。
・米経済が悪化しているという指標が出るまでのチキンレース。
・今は関税緩和報道が流れるごとに上値を切り上げていくリバウンド相場。
・NYダウも上げ波を割れるまでリバウンドが続きます。
・米株を高い位置で保有されている場合は
この切り返しで一旦外すことを推奨。
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本日の日経先物の注目ポイントは、上 37090円。下 36770円。
37090円は日足の終値べースの重要ポイント。
フィボナッチファンの37200円を背にした売り狙いが引き続き有効。(短期!)
36770円を割ってくれば36490円を試す展開へ!
13時55分発表予定のトヨタの決算は要注目。
為替レートをどこに置いているのか?
140円に設定していればそれだけの円高を想定しているということで、
今の相場状況であれば安心感につながると思われます。
(企業側が最悪の想定をしていれば業績懸念が減少する!)
