米国株式市場は前週末20日、NYダウが前日比498.02ドル高の42,840.26ドルと続伸、ナスダック総合指数も同199.829ポイント高の19,572.597ポイントと反発して取引を終えました。取引高は、NY市場が約38億5574万株、ナスダック市場が約96億8526万株でした。11月の米個人消費支出は前年同月比2.4%増と、市場予想の2.5%増を下回りました。この結果、消費の伸び悩みが意識され、利下げペース鈍化への過度な警戒感が後退し、NYダウは一時870ドル超の上昇を見せました。しかし、米政府のつなぎ予算期限が20日夜に迫っていたため、予算延長への不透明感から上げ幅を縮小して取引を終えました。NYダウ構成銘柄では、エヌビディア、ユナイテッドヘルス、セールスフォースなどが上昇率上位となりました。
23日の東京株式市場は、反発後に方向感を欠く展開が予想されます。前週末の米国株高を受けて買いが先行すると見込まれます。日経平均株価は、前週末まで6日続落していた反動から買い戻しが入る可能性もあります。しかし、買い一巡後は戻り待ちの売りに押さえられ、上値が重くなる場面も想定されます。
東京株式市場の日経平均株価は、上値の重い展開が予想されます。朝方は週末の米国株式市場の上昇を受けて反発が見込まれますが、クリスマス休暇を控えて市場参加者が減少する中で、上値は次第に重くなりそうです。全体的に材料に乏しい中、日経平均株価はドル円レートなどの外部要因に左右される展開となりそうです。日経平均株価の予想レンジは38,500円から39,000円と見られます。
為替相場は、ドル円が1ドル=156円台半ばで推移しています。