朝一コメント:フェニックス【寄り付きトレード】

NYダウは96ドル高と続伸。ナスダック、S&P500は最高値を更新。
昨晩の米国市場の上昇は上がる条件が2つ揃ったことが要因。
1つ目は、5月のADP全米雇用リポートが市場予想を下回ったことで
昨日のJOLTSに続き、労働市場の過熱感が薄れていることを示したことで、
早期利下げ期待を強める形となりました。

2つ目は、米ISM非製造業景況感指数が53.8と市場予想以上に4月の49.4から改善。
好不況の境目とされる50を再び上回ったことで
『景気減速懸念』を否定する内容を示しました。
個別項目を見ると『価格』のところは低下していたため、
インフレ圧力を高める内容ではないと受け止められたと思われます。

昨晩の米国市場は市場の目が『金利高止まり懸念』から
『景気減速懸念』に移っていたため、素直に指標を好感した形となりました。
来週のFOMCまでは利下げ期待が残ります。
『利下げ催促相場(調整)』に突入するのはあくまでFOMC以降です。
もうしばらく経済指標に対しての強弱感の対立が続きます。

日経先物は米景気後退を大幅に織り込んでいただけに、
大きく切り返す形となりました。
テクニカル(リズム周期)からナイトの挙げを言語化すると、
4時間足と60分足の上げ波に沿って上昇していった形となります。
本日は39000円を終値で抜けたらロスカットする前提で
売りのタイミングを計っていくことになります。

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本日の日経先物の注目ポイントは、上 39280円。下 38850円。

今は日足・4時間足・60分足、すべてのリズムラインが
上げ波の上げタイムとなっています。
60分足画像を見ての通り下げのN字崩れとなっているため、
38890円を明確に割るまでは買い方優勢の動きが続きます。

39020円から39050円が上値抵抗帯。
ここを抜けてくれば39280円を試します。

赤ラインの上げ波が通過するまで上昇タイムが続きます。
38850円を割るまで押し目では買いが入る想定となります。

38850円を割れば38760円から38750円の下値抵抗帯を試します。

【寄り付きトレード】

38,850円 売り(A)

38,760円 決済(B)

+90円

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