株式市場(ニューヨーク株式市場):
- ダウ平均は174.86ドル安の34,288.83ドルで取引を終了。
- ナスダックは8.28ポイント高の13,505.87で取引を終了。
- ジャクソンホール会合を控えて調整が続き、株式市場はまちまちの展開となった。
- 格付け会社S&Pグローバル・レーティングによる複数銀の格下げ発表により金融システムへの不安が再燃し、下落が見られた。
- 一部小売企業の決算が冴えなかったため、消費動向にも懸念が広がり、株価が下落した。
- ハイテク株は引き続き押し目買いが強く、ナスダックはプラス圏を維持。
- テクノロジー・ハード・機器セクターが上昇し、銀行セクターは下落した。
- ロウズ(LOW)は四半期決算が予想を上回り、株価が上昇。一方、地銀やオンライン証券会社は格下げや人員削減計画発表により株価が下落した。
- ディックス・スポーティング・グッズ(DKS)やメーシーズ(M)などは決算や見通しの失望から株価が急落。
為替市場(ニューヨーク外為市場):
- ドル・円は、146円14銭から始まり強含んだが、後に145円71銭まで反落し、145円89銭で引けた。
- ドル買いが一時優勢となったが、米7月中古住宅販売件数の減少が予想を下回ったため、長期金利が低下し、ドル買いが後退した。
- ユーロ・ドルは、ユーロ圏経済の減速懸念から1.0891ドルから1.0833ドルまで下落し、1.0846ドルで引けた。
- ユーロ・円もユーロ売りが優勢で下落し、ポンド・ドルやドル・スイスも動きがあった。
原油市場(NY原油先物):
- NY原油先物10月限は続落し、79.64ドルで取引を終了。前日比で0.48ドル下落。
- 世界経済の減速を警戒した売りが強まり、原油価格が低下した。
- 米国市場では一時80.37ドルまで上昇したものの、売り圧力がかかり、79.46ドルまで反落。
- 原油市場でも経済の不透明感が影響を及ぼしているようです。