NYダウは201ドル安と反落。FOMC議事要旨で参加者の数人が
「追加引き締めをいとわない」と指摘していたことが分かり、
利食い売りを誘発させました。
前回のFOMCはインフレ低下を示した4月のCPIと小売売上高の
発表前の開催であるため、そこまで重要視はされません。
(単なる利食い売りの材料)
時間外のエヌビディアは7%近くの上昇となっています。
この決算を世界のトップバッターである日本市場が
どう反応を示すのか注目となります。
ただ、現在の日本市場は早期利上げを織り込む流れが続いており、
短期金利が上昇し、長期金利がそれに引っ張られる形で
上昇が続いています。(とうとう1%乗せ)
日本はデフレ脳の人が大半であるため、
金利が上昇して経済が上昇するかは未知数のところ。
株式においては海外投資家頼みが続いており、
海外勢が日本株をどう見ているかがポイントとなります。
欧米市場と同じ動き方をするのであれば、
金利の上昇が止まると同時に買いを入れてくる可能性が高いです。
6月のFOMCと日銀会合あたりからの動きに注目です。(6月13日・14日)
日本市場にとってはこの6月が重要月となります。
米利下げ、日本現状維持となれば出遅れ感の強い日本株は一気に買い戻され、
日経先物の史上最高値更新を予想します。(真逆のパターンであれば要警戒!)
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日本の長期金利がどこで止まるのかを思考しながら先読みしていきましょう!
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本日の日経先物の注目ポイントは、上 38960円。下 38710円。
本日は海外勢が日本市場をどう見ているのか?それを判断する日となります。
日本の長期金利の上昇、そしてエヌビディアの決算発表という2つの様子見材料によって、
海外勢は日本株に対して手を出してきませんでした。
日本市場は欧米市場に対して出遅れ感が強まっています。
日本の長期金利の上昇をそこまで警戒していないのであれば、
海外勢は本日、大きく買いを入れてくることが予想されます。
長期金利の上昇を警戒しているのであれば買いを入れてこないことになります。
金利が警戒されているとなれば日本の長期金利が低下するまで、
今の上値の重たい展開が続くことが分かります。
(日銀会合まで売り狙いが優勢となってくる!)
今が緑4であれば38960円は意識されてくるポイントです。
半値戻しに当たる『38960円』を終値で上回る強さを見せてくるのかに注目です。
ここまで戻さない時点でかなり弱いという判断となります。
38960円くらいまでの切り返しを個人的には想定しています。
38960円まで戻してくると読んだ場合、
50%押しとなる価格は38710円。本日はここを下値としてみていきます。
(二手先から考える下値予測)