朝一コメント:フェニックス

NYダウは5営業日ぶりに反落。
9月の米CPIは前日のPPIと相関する内容となっています。(インフレ率の低下が止まった)
経済の先行指標として一番分かりやすく正確に把握できるのは『株価』です。
株が下落するからこそインフレ率が低下します。
下値抵抗帯を割らない以上、米経済のインフレは続きます。

10年と30年の米国債の日足チャートを見ての通り、
8月1日からの米国市場の調整波動は『30年金利が4.1%を突破したところから始まっています。

目の前の相場は30年金利が先導している(ここ非常に重要!)

世界最強の軍事力。そして覇権国である米国債は世界でもっとも安全な資産です。
その米国債の30年物が大きく売られ、乱高下しているタイミングというのは、
目の前の予測が非常に難しいということを市場が示しています。

初級者のトレーダーにこのニュアンスを伝えるのは難しいのですが、
今言えることは、目先、テクニカルを超えた乱高下がある想定が必要だということです。
次の上昇波動に入っていくためには長期金利の乱高下が必ず落ちつく必要があります。(ここ重要)

昨晩の米金利高が二番天井で収まるのか?
それとも10月6日を超え上昇の中間位置となるのか?要注目です。(個人的には二番天井の見方)
30年債は政府機関でもコントロールするのが難しいということを必ず理解していて下さい!

何が危険で、何が危険ではないのか?
初級者のトレーダーにはまだこの知識と経験がありません。
3月の金融不安はまったく危険ではありません。
ですが、長期金利が荒れている局面は非常に危険です。
目先、米30年債が二番天井となるのかに要注目です!
長期金利の落ち着きと共に次の相場へ移行します。

日経先物も米長期金利に合わす形で下落しています。
横目で米30年債の動きを見ながら思考していきましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

本日の日経先物の注目ポイントは、上 32460円。 下 32170円。

注目点
・32520円が5分足で下げカウントを崩すポイント。
 売りを狙う場合は32400円以上まで引き付けたいところです。

タイトルとURLをコピーしました