FOMC

19日のFOMCの決定と市場の反応

  • FOMCの決定
    • 米連邦準備制度理事会(FRB)は、米連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り、政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を5.25-5.50%に据え置くことを全会一致で決定した。
    • 声明では、「経済活動は堅調なペースで拡大」「インフレは引き続き高止まり、リスクを注視していく」、と指摘された。
  • 市場の反応
    • 追加利上げの可能性が存続するとの見方から、米国債売りが再開。2年債利回りは5.04%から5.14%まで急伸した。ダウは上げ幅を縮小。
    • ドル買いも強まり、ドル・円は147円48銭から148円10銭付近まで上昇。ユーロ・ドルは1.0737ドルの高値から1.0673ドルまで下落した。ポンド・ドルは1.2421ドルの高値から1.2351ドルまで反落した。

解説

  • FOMC
    • 米連邦準備制度理事会(Federal Reserve Board)の金融政策を決定する諮問機関。
    • 毎月1回開催される定例会合で、政策金利の変更や量的緩和策の縮小などの金融政策を決定する。
  • 政策金利
    • 米連邦準備制度理事会(FRB)が金融機関に対して貸し付ける際の金利。
    • 政策金利を引き上げることで、金融機関の貸出コストが上昇し、借り入れ需要が抑制される。
  • フェデラルファンドFF金利の誘導目標
    • 米連邦準備制度理事会(FRB)が金融機関に対して貸し付ける際の金利の目標。
    • 米国の短期金利の指標となる。

今後の見通し

  • 年内追加利上げの可能性が残されていることから、米国債利回りは高止まりし、ドル買いは続く可能性がある。
  • インフレの高止まりが続く場合、FRBは年内に追加利上げを実施する可能性が高い。
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