NYダウは前日比255ドル安と4日続落。4月英CPIが市場予想を上回り、欧州市場の下落が米株売りに波及しました。
また、米債務上限問題も進展がみられず、政府資金が底をつく『Xデー』に対する警戒感からリスク回避姿勢が強まり、
米債券市場では6月に償還を迎える短期債券の利回りが急上昇。
一時的ではありますが、巨大IT企業のマイクロソフトのほうが
国家より信用力があるという『官民逆転』の珍事件も発症しています。
注目された米FOMC議事要旨では、利上げ継続の是非を巡り意見が分かれており、利上げ停止の確証はなし。
6月FOMCまで分からないといった中身となっていました。
米エヌビディアが24日発表した2023年2〜4月期決算は、売上高、純利益ともに市場予測を上回る内容となり、
時間外取引で急騰しています。(逆業績相場入りはまだまだ先)
とりあえず、米国市場は目先、債務上限問題に一喜一憂する展開が続き、
6月FOMCから次なる展開に入って行くものと思われます。
日米金利差から為替(ドル円)が一時139円40銭まで上昇。
順調に円安が進行中です☆(円安は日経先物の株高要因の1つ)
日経先物は日足の上げ波から下げ渋りを見せる展開へ。
ここから一時的反発で終わり、3万割れまでの調整を入れてくるのか注目となります。
日足チャートを見ての通り、高値から調整をしたといってもまだ2日間程度です。
3月の金融不安後の上昇日数を考えれば、ここから仮に高値を更新したといっても、
それは赤3の延長波動に過ぎません。(上げ幅の伸びしろが少ない)
ここをしっかりと理解しながら相場の動きを見ていくようにして下さい。
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本日の日経先物の注目ポイントは、上 30760円。 下 30470円。
注目点
・30670円を抜けてくれば30760円方向。
その上は30880円が上値注目ポイント。
このポイントを抜けてこれるのかに注目です。
・日足の上げ波接近タイミングに買いが入ってくることは想定内。
ここで買いが入らず30300円近くまで下がっていれば
弱いという判断から戻り売り狙いとなっていました。
想定通りの位置で想定通りの切り返しとなっていますので、
次は30880円を抜けてこれるのかで強さを見極めていきましょう!