週末の環境認識

日経平均の上昇が止まりません。

海外投資家は、4月に5兆円の日本株を買い越し、5月前半の2週間でさらに1.2兆円を追加で買い越しました。

その理由としては、・・・

1)今年3月に東京証券取引所が上場企業に資本コストや株価を意識した経営を求め、具体的には株価純資産倍率(PBR)が1倍を割れている企業に改善に向けた方針等を示すよう求めたこと。

2)日本の賃金、インフレ率上昇が一過性ではなく、構造的な変化によって引き起こされているとの見方が強まっていること。

3)そのような中でも日銀が積極的には金利を上げないとの見通しを植田和男総裁が示していること。

4)ウォーレン・バフェット氏が日本株を有望視していることを明らかにしたこと。

などが、挙げられます。

そして、手法の1つとして、為替リスクをヘッジして日本株に投資しているのではないかということ。

ドル円の動きを見ると分かりやすいと思います。

今後、日経平均株価とドル/円相場が相互に作用しながら上昇を続けるという流れが継続する可能性が高いです。

テクニカル的にも、4時間足チャートを見てみると、FE100%を越えたところから、そのような動きが見受けられます。

現在は、FE161.8%の位置で止められていますが、早晩、次の材料次第では、次の目標であるFE200%を目指しそうです。

今週末のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言は、銀行の貸し渋りなど信用収縮がもたらす金融引き締め効果を指摘し、6月会合の利上げ停止を示唆していました。

このようなことからも、きっかけ次第で、新高値を更新してくる確率が高いと予想しています。

ただし、・・・

上昇ペースは、かなりの急上昇です。

バブル崩壊後の高値更新によりさすがに達成感もより強く意識されると思われます。

目先はある程度の小休止を想定しておいた方がよいでしょう。

人生の中でも、数少ない、超優良級の相場環境だと思います。

取れる時に、取れるだけ取りましょう。

(^_-)-☆

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