日付:2023年12月12日
考察:
- 米国株式市場が上昇基調。ダウ平均は36,404.93ドル、ナスダックは14,432.49で終了。
- 今週の注目ポイントは消費者物価指数(CPI)と連邦公開市場委員会(FOMC)の発表。このため市場は変動し、利上げ終了観測が高まりつつも、ソフトランディング期待が支えとなり、ダウは堅調だった。
- 国債入札結果が低調で長期金利が上昇。そのためハイテク株は抑制されたが、ナスダックは上昇。
- 日本市場では日経平均株価が買い先行で3万3000円台を回復する見込み。米国の消費者物価指数(CPI)公表を控え、上昇後は上げ幅が縮小し、様子見姿勢が強まる可能性あり。
その他の考慮点:
- 日経平均の予想レンジは3万2700円─3万3100円。
- 米国市場は小幅ながら続伸。しかし、金利動向に関する重要イベントを控えており、影響は限定的。
- 米国株高を受けて日本市場も買い先行で始まり、円安進行も支援材料となる見通し。
- 半導体関連やハイテク銘柄は堅調だが、米CPI公表前は様子見姿勢が強まると予想。
- 政治資金問題はまだ市場への影響は少ないが、投資家の様子見につながる可能性あり。
- 国内企業物価指数の公表も控えている。
全体的な見通し:
- 米国株式市場の上昇が日本市場にも好影響を与え、買い先行が予想されるが、消費者物価指数(CPI)公表前後は様子見姿勢が強まると見込まれる。
用語解説:初心者向け
- 消費者物価指数(CPI):商品やサービスの価格変動を示す指標。物価上昇の程度を把握するための経済指標。
- 連邦公開市場委員会(FOMC):米国の金融政策を決定する組織で、利上げや金融政策の決定を行う。
- ソフトランディング:経済が順調に成長し、インフレーション抑制や景気後退を伴わずに着実に成長する状態。
- 半導体関連銘柄:半導体製造や関連装置などに関わる企業の株式。
- 米国政治資金問題:米国内の政治家や政治団体が資金を調達し、選挙キャンペーンなどで使用する資金に関する問題。
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