NYダウは前週末比55ドル安と反落。
FRBが8日に発表した1~3月期の融資担当者調査は米銀行の貸し出し態度が厳しくなっていることが分かりました。
市場がインフレの高止まりを最大の悪材料として見ていた場合、これは悪材料とはなりません。
(金融不安⇒銀行の貸渋り⇒企業側の資金調達悪化⇒米景気悪化⇒インフレ率の低下)
普通なら売られる材料であっても、株はその時の需給が良ければ、受け止め方が変わるということです。
『株は需給が全てにおいて先行する』というお話です。ファンダの決め付けだけは注意しましょう!
注目の米地銀株はパックウエスト・バンコープが財務補強を目的に減配を発表し大幅反発となりました。
また米規制当局が空売りなど金融株の取引規制を検討するとの思惑が市場で意識されたこともあり、
米地銀は全体的に買い戻しの動きとなりました。
米地銀が落ち着いていけば、相場は次の展開に入っていきます。
注目となるのは米債務上限問題の与野党の駆け引き。そして、米CPIの結果発表。
今の米国市場のチャートは、重要な上値抵抗帯で上げ止まっています。
この上値抵抗帯から反落していくのか?それとも、突破して次の展開に入っていくのか?
日経先物も日足の画像を見ての通り、米国市場と同様に上値抵抗帯で上げ止まっています。
4時間足の下げ波と下値抵抗線を参考にトレード計画を立てていきましょう!
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本日の日経先物の注目ポイントは、上 29060円。 下 28940円。
注目点
・29060円を上抜けすれば29150円を再度試す展開となりますが、
ここは4時足の下げ波を考慮し、買いは避けている方がいいかと思われます。
29060円を抜けた後の5分足MACDのDCを狙いたいところです。
・28940円を割れば28800円方向へ!