3日の米国株式市場では、主要指数に異なる動きが見られました。
ニューヨーク・ダウ工業株30種平均は76.47ドル下落して44,705.53ドルと2日続けて値を下げました。一方、ナスダック総合指数は76.963ポイント上昇し、19,480.911ポイントで取引を終え、3日連続で値上がりしました。この結果、ナスダック総合指数は終値ベースで史上最高値を更新しました。
取引量は、ニューヨーク証券取引所で約9億4,809万株、ナスダック市場では約55億1,633万株に達しました。米労働省が発表した10月の雇用動態調査(JOLTS)によると、求人件数は774万4,000件と、市場予想の751万9,000件を上回る結果となりました。この報告により、雇用環境の堅調さが示された一方、4日の11月ADP雇用統計や6日の雇用統計の発表を控え、市場では様子見の姿勢が強まったようです。特にナスダック市場では、メタ(旧Facebook)、マイクロン・テクノロジー、アマゾン・ドット・コムなどの銘柄が値を上げました。
4日の東京株式市場は、慎重な動きが予想されます。
米国市場でナスダック総合指数が連日で最高値を更新した流れを受けて、東京市場も堅調なスタートが見込まれるものの、上値は重い展開となりそうです。一方、為替市場ではドル円が1ドル=149円台半ば、ユーロ円が1ユーロ=157円台前半と円高が進行しており、輸出関連銘柄に利益確定売りが出る場面も想定されます。